今週のショートフィルム「独裁者とクリスマスプレゼント」

あらすじ

1989年12月20日、ルーマニアの民主化を求める民衆への血の粛清から数日後。一人の父親の静かな夜が、幼い息子がサンタクロースに送った手紙によって一変する。息子は良かれと思い父親の望みを願っていたのだった。

クロスレビュー

編集長のレビュー

子供の純粋な気持ちと厳しい社会情勢がなんとも切ない気持ちにさせるクリスマスムービー。息子の無知が故の行動だったが命の危険にさらされてしまった父親がその時に感じた恐怖は言葉に出来ない。 

映画の評価
ハラハラワクワク
(4.0)
ドキドキ
(3.0)
考えさせられる
(5.0)
笑える
(1.0)
泣ける
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総合評価
(3.5)

キタコのレビュー

独裁者の死を願ったばかりに降りかかる不安な一夜。家庭内が張り詰める中、純粋な子どもの表情が健気。ルーマニアのチャウシェスク政権が民衆に倒された時流を知っていると終幕の意味がより鮮明になるでしょう。暗い夜道、貧しい生活。サンタへの手紙がもたらす緊迫感。ルーマニアで作られた珠玉の短編。

映画の評価
ハラハラワクワク
(4.0)
ドキドキ
(4.0)
考えさせられる
(4.0)
泣ける
(3.0)
総合評価
(4.0)

作品データ

原題/The Christmas Gift

制作年/2018

制作国/ルーマニア

時間/23分

ジャンル/ドラマ

受賞歴/クレルモン・フェラン短編映画祭2019(フランス)グランプリ

原作/

配給/

監督/Bogdan Mureșanu

出演者/

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