あらすじ
幼い頃に通った絵画教室、そこでオレ(吉村界人)を指導してくれた先生(神野三鈴)の繊細な筆遣いの感覚をいまも思い出すことができる。先生との秘密の共有と罪の意識。
クロスレビュー
磯村勇斗に続いて仮面ライダー出身の白石隼也が監督を務めています。配信ドラマながらもすでに商業ベースで脚本・監督経験があると言うことでメリハリ聞いた短編映画に仕上げてきました。こういう抒情的な方向性の物語が出てくるとは思わなかったので嬉しい発見です。子供ころの何とも言えない切ない記憶の物語は短編小説を思わせる作りで、普通の学校より教える側と教え子との距離感が近い絵画教室という舞台設定も面白いですね。エンディングは映像ならでは演出が効果的です。植物や水と言ったアイテムも連なりを感じさせて面白い使われ方をされ、細部まできめ細やかさを感じさせます。
映画の評価
ハラハラワクワク
(3.0)
ドキドキ
(2.0)
考えさせられる
(3.0)
笑える
(2.0)
泣ける
(2.5)
総合評価
(3.0)
なかなかの挑戦的なテーマで監督が「自分をさらけだした」作品になっている。実際に自分が絵画教室に通っていたときの記憶とフィクションを混合して制作したという本作、子供達の演技をうまく引き出している点が監督としての力量を発揮したと評価できる。また、アドリブでデッサンに答えた神野さんはすごすぎる!きわどい内容をきれいにとりきった5作品の中で一番アダルト向けな作品。
映画の評価
ハラハラワクワク
(3.5)
ドキドキ
(4.5)
考えさせられる
(4.0)
笑える
(3.0)
泣ける
(3.0)
総合評価
(4.0)
作品データ

原題/
制作年/2020
制作国/日本
時間/25分
ジャンル/ドラマ
受賞歴/
原作/
配給/
監督/白石隼也
出演者/神野三鈴、吉村界人