イギリスのアードマン・アニメーションズによる人気クレイアニメ「ウォレスとグルミット」から誕生した「ひつじのショーン」の長編劇場版第2作
あらすじ

ひつじのショーンたちの前にUFOが現れたことから巻き起こるドタバタ劇。イギリスの片田舎の牧場で仲間たちとのんびり暮らすショーンの前に、ある日突然、UFOがやってきた。田舎町はたちまちUFOフィーバーに沸きあがり、牧場主も宇宙をテーマにしたアミューズメントパーク「FARMAGEDDON(ファーマゲドン)」を作って一儲けしようと企む。そのUFOには、物を浮遊させる超能力を持った、ルーラという名の女の子が乗っており、ひょんなことから牧場に迷い込んだルーラは、ショーンたちと仲良しになるが……。
感想レビュー
SF映画愛に溢れた本作。ひつじのショーンというキャラクターは知っていたもののクレーンアニメとしての作品を見たことがなかった。今回、アカデミー賞ノミネートということで子供達と一緒に鑑賞したみた。予想以上の面白さにノミネートも納得!
SF映画のオマージュがいっぱいの本作は映画ファンには懐かしいあんな作品やこんな作品のあのシーンのパロディや台詞が油断した瞬間にひょいっと出てくるのでクスクス笑える。私が気がついた映画「E.T.」「メンインブラック」「未知との遭遇」「スタートレック」「ショートサーキット」「ドクター・フー」「ジョーズ」「モダン・タイムズ」「アルマゲドン」「スターウォーズ」「ウォーリー」多い…。まだあるかもしれないけれど2回みてもこれくらいしかわからなかった。アルマゲドンのもじりのファーマゲドンというテーマパークの登場にはふいたし、あのロボットはウォーリーなのかR2D2なのか…とにかく愛くるしい。そして内容も3歳の娘も笑いながらみていた。台詞がわからないのに笑えるってすごい!今回アカデミー賞長編アニメーション部門はソウルフルワールドが優勢ということだけれど、他の作品も素晴らしいのでオススメしたい!1日に1.5秒ほどしかとれないとも言われるストップモーションの世界にこめられた映画愛を感じて欲しい。
作品データ

原題/Shaun the Sheep Movie: Farmageddon
制作年/2019年
制作国/イギリス・フランス合作
時間/86分
ジャンル/アニメーション
受賞歴/第93回アカデミー賞長編アニメーション賞ノミネート
原作/
配給/東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
監督/リチャード・フェランウィル・ベッカー
出演者/