あらすじ
アリスは35歳、ベルギー人、ブラックで、雑誌の編集者。しかし電車でやってくる娘のお迎えを忘れてしまって…
クロスレビュー
作品全体を通してお洒落でかわいい!だけど、題名が意味するところが…。笑
ブラックユーモアたっぷりで「プラダを着た悪魔(劇中ではGUを着た悪魔)」もびっくりしてしまうような出来事が笑いをさそう。手持ちカメラの撮影が印象的な作品だった。検査技師的な視点から言わせてもらうと、検体をこんなものに入れて病院に持ってくるの!?と思う人もいるかもしれないけれど、瓶に尿を入れて持ってくるひとはたまにいて、実は驚くことではなかったりする(笑)
女性誌の編集者としてバリバリ働くアリスのちょっとばかり大変な一日を描いたショートフィルム。映画の前半では、アリス自身をストレートに映すカットが少なく、アリスの一人称視点であったり、鏡やガラスへの映り込みや、監視カメラの映像を通してアリスという人物の内面を観客に体感させようとしているように思える。
アリスは独身ではあるが元カレとの間に娘がおり、どの程度の分担割合かはわからないが、アリスと元カレの別世帯の間を娘が行き来する、共同の子育てをしているようだ。前半と後半の転換点となる娘との待ち合わせに失敗するシーンはよく焦燥感を表現できていると感じた。
映画の後半では、前半で描かれた現実との戦いで固くなったアリスの心が解きほぐされるささやかなロマンスに切り替わり、軽やかで前向きな良い雰囲気を残してくれる作品だった。ちなみに本作のタイトルは漬物のピクルス(Pickles)だが、”pickle”には「困った立場、窮境」などの意味もあるらしく、いろんな含みのあるタイトルで面白い。
作品データ

原題/PICKLES
制作年/2015
制作国/フランス
時間/15:32
ジャンル/ドラマ
受賞歴/
原作/
配給/
監督/Manuella Damiens
出演者/