異文化結婚は大騒ぎ!『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』

結婚。それは家族と家族の結びつき。ギリシャ愛に満ち過ぎているギリシャ人家族の娘が、あろうことかアメリカ人と結婚すると言い出したから大変。

愛し合う2人を巡る、大家族の大騒動が想像以上に大騒ぎだから面白い!

コチラの記事では、脚本・主演のニア・ヴァルダロスがトム・ハンクス夫妻を巻き込んで、ハリウッドで成功した経緯も触れています。

作品情報

(C) 2002 Gold Circle Films, LLC. All Rights Reserved. Distributed by Warner Bros. in select territories.出典:映画.com

公開日
2002年4月19日

上映時間
95分

監督・キャスト
監督:ジョエル・ズウィック
脚本:ニア・ヴァルダロス
主要キャスト: ニア・ヴァルダロス、マイケル・コンスタンティン、ジョン・コーベット、レイニー・カザン、アンドレア・マーティン

予告編

感想レビュー

ご自身がギリシャ人である。またはギリシャ人の友人がいる。そんな方は抱腹絶倒間違いなしであるだけでなく、日本人が観ても笑い転げてしまうのだから嬉しいのです。数々の家族あるあるに思わず吹き出してしまう方は多いはず。

2021年1月22日から公開のイタリア映画『天空の結婚式』にも通ずる、親の希望に反した相手との結婚ストーリー。そう、これは万国共通、万人にオススメしたいコメディなんです。

①好きポイント
ギリシャ移民の家庭で巻き起こる混乱は、遠く離れた我々にも近く感じるものばかり! ギリシャの面白おかしい独特な風習がドシドシ紹介されて、人の好さ、極端さ、クセの強さが楽しいのなんの。頑固だったり、屈託がなかったり。やたらと大量のゴハンを食べさせようとするとか、もうたまりません。

②ちょっと気になるポイント
どんどんギリシャ文化に巻き込まれていく彼氏の姿に、ふと、ぃや、それでいいのか?と感じなくもないのですが、幸せそうなので、万事OKでしょう。

③見どころ
この作品は主演を務めるニア・ヴァルダロスが自分の結婚経験を元に脚本を書き、一人芝居で演じていたものです。その舞台を観たトム・ハンクス夫人が夫に勧めて、映画化が実現したのでした。少し、映画『ラ・ラ・ランド』の展開にも似ていますよね。

当時、ハリウッドでの女性の地位は今よりもっと軽く、ましてやギリシャ移民系の女優が仕事を得るのは至難の業でした。ニア・ヴァルダロスは、わずか製作費500万ドルのこの1本で成功を掴んだのです。まるで、イタリア系俳優シルベスター・スタローンが自分で脚本を書いた『ロッキー』で成功したように!

④考察レビュー
ストーリーは笑いの中にも、異文化結婚の難しさも浮き彫りにします。が、そんなトラブルよりも気になったことが、一つだけ。

彼女が彼氏の職場を訪問するのですが。日本で同じことをしたら、ダメ女と認定されるに違いない。感情ド直球な彼らと、堅物日本との異文化性を感じたワンシーンでした。きっと、正直に突き進む彼らが正しいのです。だって人生がかかっているのですから。夜、会った時に話せばいいのでは・・・なんてことでは映画になりません。

映画の評価
ハラハラワクワク
(4.0)
ドキドキ
(4.0)
考えさせられる
(3.5)
笑える
(5.0)
泣ける
(3.0)
総合評価
(4.5)

まとめ

大家族のパーティは賑やかで、ソーシャルディスタンスの今だからこそ尚更に、温かみを増して見えます。トボケたおばあちゃんには爆笑必至。全編を彩る料理はヨダレもの。娘とアメリカ人の結婚に困惑する父親の姿は、国境を超えて愛に満ちています。アメリカで生まれたギリシャ由来のコメディは三ツ星級の味わい。ぜひご賞味ください。

(文:キタコ)

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