あらすじ

台北のヌードル屋台で働くシャイな少年、ジアンは、屋台のオーナーの娘のメイにひそかに片思いをしている。想いを心に秘めていた彼だが、ある日、メイが夢見ていたアメリカへと発つことを知る。ジアンは、想いを告げるのか、それともそのまま彼女を行かせてしまうのか?
クロスレビュー
屋台を営む家族とそれを手伝う青年の切なくも心温まるドラマ。青年ジアンは風間俊介や二宮和也を彷彿とさせる、どこにでもいそうだけどくったくのない少年のような笑顔やふとした瞬間にみえる男らしい背中にドキドキ。近くにいすぎて大切な存在に気づいていなかった主人公メイの心情の変化も短編の中にうまく落とし込めている。今の関係を崩したくない2人の気持ちが素敵な恋愛ドラマになっている。夢を追うか今の変化のない生活の中にいるか悩むメイも現代女性には刺さる存在感だった。
映画の評価
ハラハラワクワク
(3.0)
ドキドキ
(3.5)
考えさせられる
(3.0)
笑える
(2.0)
泣ける
(2.0)
総合評価
(3.5)
意外な拾い物映画だった2011年公開の『台北の朝、僕は恋をする』の監督による短編作品ということで、そう言われるとテイストが近いですね。想い人が台北を離れてしまうというところなどは共通している部分があります。この短編を見て、「ああ、なんかいいかも」と思った方には『台北の朝…』のほうも併せてご覧になることをお薦めします。
映画の評価
ハラハラワクワク
(3.0)
ドキドキ
(3.5)
考えさせられる
(3.0)
笑える
(3.0)
泣ける
(1.0)
総合評価
(3.0)
作品データ
原題/MEI
制作年/2006
制作国/台湾
時間/12分
ジャンル/ロマンス
受賞歴/ベルリン国際映画祭2007 (ドイツ)銀熊賞&審査員賞
ニューヨーク市短編映画祭 2007 (アメリカ)最優秀学生映画&観客賞
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2007
原作/
配給/
監督/Arvin Chen
出演者/