あらすじ

「スイス・アーミー・マン」「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフが主演を務め、両手に拳銃が固定された状態でデスゲームに参加させられた男の戦いを描いたアクション映画。ゲーム会社でプログラマーとして働くマイルズは、ネットの掲示板やコメント欄に過激な書き込みをして鬱憤を晴らす日々を送っていました。ある日、マイルズは本物の殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」に攻撃的な書き込みを繰り返し、サイトを運営する闇組織のボスを怒らせてしまいます。組織に襲撃され気を失ったマイルズが目を覚ますと、両手にボルトで拳銃が固定されていて、さらに元恋人も人質にとられていました。そしてマイルズは、「スキズム」で最強の殺し屋ニックスに24時間以内に勝てば解放すると言い渡され今日瀬的なデスゲームに参加させられることに…。殺し屋ニックス役に「レディ・オア・ノット」のサマラ・ウィービング。監督・脚本は「デビルズ・メタル」のジェイソン・レイ・ハウデン。
感想レビュー

8作品も「ハリー・ポッター」シリーズに主演し、みんなのアイドル、マスコットを演じてきたことの反動なのでしょうか?はたまた、新たな方向を模索している結果なのかわかりませんがとにかくダニエル・ラドクリフのハリー・ポッターシリーズ以降の出演作品はとにかくジャンル映画が多いです。「スイス・アーミー・マン」などはその極地と言えるかと思いますが、とにかくジャンル映画、コメディ映画、そして“ひげ面”であること確率が非常に高くハリー・ポッターはどこへ行ったのか?と思うこともしばしばです。
同じくファンタジー大作シリーズ「ロード・オブ・ザ・リング」三部作を主人公フロドとして完走したイライジャ・ウッドも最近はホラー映画、サスペンス映画ばかりに出演しています。最近ではティム・ロビンスの息子とマイルズ・ロビンスとシュワルツネッガーの息子パトリックが出演した「ダニエル」のプロデュースなどもしています。
ダニエル・ラドクリフもどうやら、その路線に向かっていきそうです。イライジャ・ウッドは自他ともに認めるホラー映画好きですが、ダニエル・ラドクリフもまた、本来はこういう“ジャンル映画の側”の人なのかもしれません。ハリー・ポッターの時のピュアさが頭にある人は本作「ガンズ・アキンボ」を見たとき驚くことばかりだと思いますが、映画ファンとしてはこういうキャリア展開も悪くないなと思うところです。
作品データ
原題/Guns Akimbo
制作年/2019
制作国/イギリス・ドイツ・ニュージーランド合作
時間/98分
ジャンル/アクション
受賞歴/
原作/
配給/ポニー・キャニオン
監督/ジェイソン・レイ・ハウデン
出演者/ダニエル・ラドクリフ、サマラ・ウィービング、ナターシャ・リュー・ボルティッゾ、ネッド・デネヒー
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