編集長のひとりごと第2話『ガンズ・アキンボ』

ガンズ・アキンボ

あらすじ

「スイス・アーミー・マン」「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフが主演を務め、両手に拳銃が固定された状態でデスゲームに参加させられた男の戦いを描いたアクション。ゲーム会社でプログラマーとして働くマイルズは、ネットの掲示板やコメント欄に過激な書き込みをして鬱憤を晴らしていた。ある日、マイルズは本物の殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」に攻撃的な書き込みを繰り返し、サイトを運営する闇組織のボスを怒らせてしまう。組織に襲撃され気を失ったマイルズが目を覚ますと、両手にボルトで拳銃が固定されていた! さらに元恋人も人質にとられたマイルズは、「スキズム」で最強の殺し屋ニックスに24時間以内に勝てば解放すると言い渡される。殺し屋ニックス役に「レディ・オア・ノット」のサマラ・ウィービング。監督・脚本は「デビルズ・メタル」のジェイソン・レイ・ハウデン。

感想レビュー

普段の社会生活では上司のいいなりで口ごたえも出来ないが、ネットだと口数多くなるタイプの人間って最近増加しているのかもしれない。まさに主人公マイルズ(ダニエル・ラドクリフ)はそのタイプの人間でネットの中では汚い言葉も使い放題。ハリーポッターのラドクリフくんと呼ばれ正義のために戦った姿はどこへやら…。知らない人間に画面越しに自分が戦う姿を中継されるような内容の作品が増えてきた。「NERVE ナーヴ世界で一番危険なゲーム」や最近ではNetflixオリジナルドラマ「今際のアリス」もネット観戦形の作品である。

なにか起きた時に他人事で自分には関係ないと思っていることは楽しんでみているだけという人間の汚さが作品の主根にあるように感じる。そんなことばかりしていると自分にもいつかしっぺ返しがくるかもしれない。映画の世界でスッキリしたら現実世界では優しく生きたいと思わせるそんな作品だった。

映画の評価
ハラハラワクワク
(3.5)
ドキドキ
(3.0)
考えさせられる
(3.0)
笑える
(3.5)
泣ける
(2.0)
総合評価
(3.0)

作品データ

原題/Guns Akimbo

制作年/2019年

制作国/イギリス・ドイツ・ニュージーランド合作

時間/98分 R15+

ジャンル/アクション

受賞歴/

原作/

配給/ポニー・キャニオン

監督/ジェイソン・レイ・ハウデン

出演者/ダニエル・ラドクリフ、サマラ・ウィービング、ナターシャ・リュー・ボルディッゾ、ネッド・デネヒー、グラント・バウアー、エドウィン・ライト、リス・ダービー

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