myfffクロスレビュー「フェリチタ!」

Felicitaフェリチタ!

あらすじ

何にも縛られず、刹那的に楽しく生きるティムとクロエ、そして11歳の娘トミー。刑務所帰りのティムは、新学期1日目は必ず登校させると娘に約束していた。しかし夏休みの最終日、クロエが突然姿を消し、ティムは盗んだスポーツカーで娘と飛び出し、宇宙飛行士が現れて…

クロスレビュー

© Unité de Production – Jack N’a Qu’Un Oeil

村松健太郎のレビュー

幸福を意味するタイトルの映画。こんな生き方をしている人達が本当にいるのか、欧米ではあり得る話なのか分かりませんが…。そんな感想を持った前半から一転、娘の夏休み、最期の一日の話になるといきなり映画の様相が変わってきます。宇宙飛行士が突然現れ少女に“ある岐路”“選択肢”について話して聞かせます。本当に唐突に宇宙飛行士が何の説明もなく現れます。そこからは時勢を入れ替えた展開が始まります。前半と後半では作りが全く違う映画、これを少女の笑顔一発でまとめ切った感のある力業の映画とも感じました。 なんとなく是枝監督の『万引き家族』を思い起こさせる映画になっているなと思いました。

映画の評価
ハラハラワクワク
(3.0)
ドキドキ
(3.0)
考えさせられる
(3.5)
笑える
(3.5)
泣ける
(2.0)
総合評価
(3.0)

キタコのレビュー

パパとママと娘にはお金が無い。パパは前科があるらしい。どこまでが本当で、どこからが嘘か分からない戯れの会話で笑い合う3人家族。そのやり取りがポイントになっており、終盤にも活きてくるのだけれど、少々分かりにくさが勝った気配で実に惜しいのです。
娘役は監督の実娘で、今作と同様にダメな父親と旅をする『ペーパー・ムーン』のテイタム・オニールを彷彿とさせます。パパも悪イケメンで、若いママも味がある。海辺の映像は美しく、紐解いてみると温かさが浮かんでくるタイプの作品。多分に『万引き家族』の影響が見受けられるので、フランスでの是枝裕和監督の人気が嬉しくもなりました。
ポップな印象の反面、心象風景など一つ一つが丁寧すぎて少々はぐらかされることも。コメディの触れ込みながら笑えるかというとそうでもないのですが、3人の笑顔は素敵でした。

映画の評価
ハラハラワクワク
(3.0)
ドキドキ
(3.0)
考えさせられる
(3.0)
笑える
(2.0)
泣ける
(1.0)
総合評価
(3.0)

作品データ

原題/Felicità

制作年/2019年

制作国/フランス

時間/1時間22分

ジャンル/コメディ

受賞歴/

原作/

配給/

監督/ブルーノ・メルルBruno Merle

出演者/ピオ・マルマイ、リタ・メルル、カミーユ・ラザフォード

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