myfffクロスレビュー「核家族」

あらすじ

母親に連れられ、嫌々ながらもヌーディストキャンプでバカンスを過ごす18歳のジュール。息子の成長を受け入れようとせず、鬱を引きずる母に手を焼く一方で、水着着用エリアでアルバイトをする美しい青年カリムに惹かれ、そんな自分に戸惑う。

クロスレビュー

村松健太郎のレビュー

日本ではなじみのないヌーディストリゾートが舞台ということで、まずそこに驚かされます。ヨーロッパ圏ではマイナーなりに市民権を得ている風習というか慣習、行動様式と言うことです。母との関係に悩む少年の物語ですが、ヌーディズムについてわからないことが多いので、作品に込めらているであろうリンクしている要素を感じられなかった残念です。母と息子の関係の部分が普遍的なだけに、楽しみ切れなかったというのが正直なところです。こう異文化に根差した映画の見方を改めて考える機会になりました。

映画の評価
ハラハラワクワク
(3.0)
ドキドキ
(3.0)
考えさせられる
(3.0)
笑える
(2.0)
泣ける
(2.0)
総合評価
(3.0)

編集長のレビュー

海外での献血事情を臨床検査技師の資格を持っている編集長から少し解説しながらレビュー。フランスではバカンスシーズンに献血者が減少することが社会問題となっています。日本のように献血車がでて普段はジュースやサンドイッチがもらえるがバカンスシーズンは高級フレンチが食べられるサービスになる場所もあるそうです。そんな献血車で献血する18歳の少年とそこで働く青年の出会い。少年が抱える家族の事情。ヌードキャンプでリラックスするように言う母親。こちらは見慣れないヌードキャンプにドキドキ。家に飾られるひまわりにどこか違和感を感じつつも母親に従順に従う息子たちの忠誠心を表現しているのかな?情報量の多い作品だった。これはゆっくり丁寧に長編にするのもありかも。

映画の評価
ハラハラワクワク
(3.0)
ドキドキ
(3.5)
考えさせられる
(4.0)
笑える
(1.0)
泣ける
(2.0)
総合評価
(3.5)

作品データ

原題/Famille nucléaire

制作年/2020年

制作国/フランス

時間/19分

ジャンル/青春 ドラマ

受賞歴/

原作/

配給/

監督/Faustine Crespy

出演者/Louka Minnella、Catherine Grosjean、Lohen Van Houtte、Syrus Shahidi

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