編集長のひとりごと第1話「カポネ」

あらすじ

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトム・ハーディが、“暗黒街の顔役”と恐れられた伝説のギャング、アル・カポネを演じた伝記映画。「クロニクル」のジョシュ・トランクが自らのアイデアを基に脚本・監督を務め、カポネの知られざる最晩年を新たな視点で描き出した。1940年代。長い服役生活を終えたカポネは、フロリダの大邸宅で家族や友人に囲まれながらひっそりと暮らしていた。かつてのカリスマ性はすっかり失われ、梅毒の影響による認知症が彼をむしばんでいる。一方、FBIのクロフォード捜査官はカポネが仮病を装っていると疑い、1000万ドルとも言われる隠し財産の所在を探るべく執拗な監視を続けていた。カポネの病状は悪化の一途をたどり、現実と悪夢の狭間で奇行を繰り返すようになっていく。共演に「ハウス・ジャック・ビルト」のマット・ディロン、「ダンケルク」のジャック・ロウデン、「ツイン・ピークス」のカイル・マクラクラン。

感想レビュー

(C)2020 FONZO, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

本作の題名「カポネ」と聞いてあぁ!あのカポネね。となる人はそんなに多くはないだろう。むしろ、カポネって誰?というところから始まる人のほうが多いはず。伝説のギャングであるアル・カポネという人物の伝記といっても彼がブイブイいわせていた全盛期の話ではなくスポットライトのあたることもないと思われた余生の話にあえてスポットライトをあてている。これが、予想以上に脚本が上手く出来ていて面白い!カポネという人物の過去について知りたくなるストーリー展開と隠し財産の行方が気になる2段構えの構成にどんどん引き込まれていく。結果として、カポネという人物を詳しく知らない人がみても楽しめる。

カポネについて予習して鑑賞したいというひとにもってこいの一作は第60回アカデミー賞助演男優賞をショーン・コネリーが獲った「アンタッチャブル」をおすすめしたい。なんとカポネをロバート・デ・ニーロが演じている。そして、こちらはブイブイいわせていた時代のお話なのでまた違う視点から楽しめるだろう。

映画の評価
ハラハラワクワク
(4.0)
ドキドキ
(3.0)
考えさせられる
(3.0)
笑える
(1.0)
泣ける
(3.5)
総合評価
(3.5)

作品データ

(C)2020 FONZO, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

原題/Capone

制作年/2020

制作国/アメリカ・カナダ合作

時間/104分

ジャンル/伝記

受賞歴/

原作/

配給/アルバトロス・フィルム

監督/ジョシュ・トランク

出演者/トム・ハーディ、マット・ディロン、カイル・マクラクラン

1 COMMENT

コメントを残す