これぞミニシアター映画といえる作品。ぶっとんだ設定でもその中にいる登場人物はみんな大まじめだから面白い!本作の楽しみ方とともに題名の意味を考える会をしたいという提案。すこしふざけて書いたのはそういう映画だったから。空気感をだしてみた。
あらすじ
フランス郊外のとある寂れた団地に集まった、サエない中年男、夜勤の看護師、母親が留守がちな鍵っ子のティーンエイジャー、落ちぶれた女優、不時着したNASAの宇宙飛行士、服役中の息子を持つアルジェリア系移民の女性。たまたま団地に集った孤独を抱えた6人の男女に、3つの予期せぬ出会いが訪れる群像劇。
作品情報

Emotions Films UK – Movie Pictures – Film Factory
公開日
2016年9月3日
上映時間
100分
監督・キャスト
監督:サミュエル・ベンシェトリ
主要キャスト: イザベル・ユペール、ギュスタブ・ケルベン、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マイケル・ピット、ジュール・ベンシェトリ
予告編
感想レビュー

Emotions Films UK – Movie Pictures – Film Factory
6人の男女の偶然の出逢いがおりなすショートストーリーが3つといった印象だけど、それは恋愛ではない不思議な関係の3組だからおもしろくて予算の少ない中で楽しく作り上げられたこれぞミニシアター作品というような作品。
見てない人がこれを読んでも、どういうこと!?って思うかもしれないストーリー展開として序盤はある1つのマンションのエレベーターがよく壊れるという話からはじまるのだが、本当に急に(なんでとか聞かないで!)宇宙飛行士がそのマンションに現われてある一室の女性がその宇宙飛行士をかくまうことになるというとんでもない設定。意味がわからないといいたいが、もう本当に突っ込んだら負けという世界。というのも、その女性と宇宙飛行士は言語が違う為(英語とフランス語)完全には会話がなりたたない。だけど、なんとなくジェスチャーや絵を描いて相手に色々な話をする会話劇が単純に見ていて楽しい。本作は、見ていてほっこり楽しかったらそれでいいんだと思う。
本作からなにかを深く得ることはないだろ。それよりもただぼーっと笑いながら流れに身をまかせればいいのだと思う。ただ、近くに居る人のことを気にかけれる人間であったらいいというメッセージは自然と伝わってきた。
まとめ

Emotions Films UK – Movie Pictures – Film Factory
いつかこの作品をみた多くの人々と「アスファルト」という題名がもつ意味の真意を考えたいと思った。手始めに?この映画を推薦した斎藤工さんどう読み取りましたか?解答が帰ってきたら奇跡だけど、そんな奇跡をこの映画からは見たと思う。ちなみに、このHPを運営する全員が斎藤工さんと映画祭でお会いして握手してもらった。私はCDを持っているほど昔からファンだ。
現在、WOWOW「ミニシアター応援宣言」でも無料放送・配信中。
映画工房より斎藤工推薦作品「アスファルト」
(文:編集長)