今年のアカデミー賞はコロナウイルスの影響で2月から4月へと変更された。充分に劇場で映画を流せない一年だった。それもあり、配信作品のノミネートが目立つ。ノミネート作品の傾向も人種問題など今後も続く社会問題へ切り込んだ作品が目立った。コロナの影響もあってか主要部門にミュージカル作品のノミネートがすくないのがさみしい。来年はたのしい気持ちでるんるんと歌える作品がありますように。
作品賞予想

作品賞は社会問題を押えつつも未来へのメッセージ性の力強い作品が選ばれる傾向にあることから本作が有力だろう。サプライズがあれば去年の流れから「ミナリ」が獲ったら面白いと思う。
監督賞予想

対抗馬としては「プロミシング・ヤング・ウーマン」のエメラスド・ファネルが女性監督対決としてあげられる。
主演男優賞予想
主演男優賞のノミネート作品、全作品鑑賞出来た。どの作品も素晴らしく特にアンソニー・ホプキンスの演技もかなり高い評価が出来ると思う。だけど、チャドウィック・ボーズマン…今あげなきゃもう次はない…かなしすぎるけど現実をうけとめてオスカーをあげて欲しい!
主演女優賞予想

こんなに数年の間に同じ賞を何度も受賞するのか…というところにはなるが素晴らしいから何度受賞しても問題なし!
助演男優賞予想

迷った!ポール・レイシーに獲って欲しい!もちろん主人公も良かったけど「サウンド・オブ・メタル」は脇を固める俳優陣の演技があって作品の評価をあげるポイントになったのは間違いない。ノミネート作品の中で一番の助演だったと思う。
助演女優賞予想

「Mank/マンク」のアマンダ・セルフライドと迷った。勢いのある女優さんだし獲って欲しいけれどまだまだこれからもあるので難しいかな?サプライズは「ミナリ」のおばあちゃん役ユン・ヨジョンだろうか…配信作品が多かったのでこちらも全作品鑑賞済み。
脚色賞予想
是非獲って欲しいという願いもこめての選出!
脚本賞予想
最有力は「プロミシング・ヤング・ウーマン」ということですが鑑賞出来ていないのとミナリの脚本はよかった!いま、このテーマを持ってきたことに意味を感じる。
長編アニメーション賞予想
最有力候補の「ソウルフル・ワールド」になるのだろうと予想しながらも娘とすべて一緒に鑑賞して2人とも一番気に入ったのは「ウルフウォーカー」でした。
国際長編映画賞予想
評判からこちらかと。早く観たいなと期待の1本。アカデミー賞でこの賞を獲った作品ははずれがない!
撮影賞予想

「Mank/マンク」や「この茫然たる荒野で」も良かったのですが、「ノマドランド」が頭一つでていたように思う。色彩も明暗もどこをとっても文句なし。
衣装デザイン賞予想
編集賞予想

対抗馬は「サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~」だろう。どの作品が選ばれてもおかしくないほど今年は混戦か。
メイクアップ&ヘアスタイリング賞予想
どれほどのこだわりがあるのか「マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで」を鑑賞するとよくわかる。
作曲賞予想
ここは作曲家トレント・レズナー&アッティカス・ロス&ジョン・バティステがかたいだろう。ディズニーの音楽はどうしてここまで素晴らしく影像とマッチするのか。年々進化しているのも評価に値する。
歌曲賞予想
美術賞予想

たくさんノミネートしたけれど受賞できるのはここではないかと。過去の美術を忠実に再現している。
視覚効果賞予想
コロナ下で劇場公開も難しい中でなんとか公開できた作品のひとつ。日本では監督のファンも多く劇場もにぎわったがアメリカではそこそこだったようで…どう評価されるのか!?
長編ドキュメンタリー賞予想
短編映画賞予想
Netflixの作品。30分程度の時間でみてるけれど、その後考えることの多い作品。メッセージがストレートでわかりやすく見れる環境にある人にはおすすめしたい作品。
短編ドキュメンタリー賞予想
短編アニメーション賞予想

ディズニーの「夢追いウサギ」のほうが娘は好きだったご様子。私は、「愛してるって言っておくね」が気に入った。オスカーを手にするのはどちらだ!?
音響賞
無音のなかの音。違和感やノイズ、ストレスになる音、生活音。音の奥深さを考えさせられる本作だからこそ音響へのこだわりはすごい。
まとめ
配信作品が多いアカデミー賞のおかげで例年よりも多くの作品を授賞式の前にチェックできた。Netflixの作品の多いことに驚いた。最近はAmazon、Netflix、ディズニー+への加入者が周囲に急増中!配信作品をみるというこの勢いは止まることはなさそう。今年のアカデミー賞は例年と違う雰囲気になることが予想されるがどんなサプライズ受賞があるのか楽しみにしたい。